砲術学校博物館


――世界で一番古い軍事学校――

 

セゴビアにある砲術学校は、世界最古の現役軍事学校として知られています。歴史ある軍事学校は他にも存在しますが、創設当時から現在まで継続して運営されているのは、このセゴビアの砲術学校のみです。現在も旧サン・フランシスコ修道院跡の建物で授業が行われています。

 

館内には博物館と図書館が併設され、一般公開されています。砲術学校の歴史は、セゴビアの象徴であるアルカサル城から始まりました。中世において砲術は、単なる軍事技術ではなく、数学・地理学・化学・物理学に加え、大砲や計器を製作するための工学、さらに計測技術や望遠レンズに関わる光学までを含む、まさに科学の集大成でした。これらの最先端技術を研究・教育する拠点がアルカサル城内に設けられていたのです。

 

しかし1862年、アルカサル城を襲った大火災により、貴重な蔵書の一部が焼失するという悲劇が起こります。その後、学校は現在の旧サン・フランシスコ修道院へと移転しました。建物は中世修道院の典型的な構造を今に伝える歴史的建築で、当時の礼拝堂も保存されています。重厚な回廊や静かな中庭を歩けば、ヨーロッパ科学史の歩みを体感することができるでしょう。

 

軍事史のみならず、ヨーロッパ科学の発展を一望できる、セゴビアならではの貴重な博物館です。

 

お問い合わせ

Plaza Azoguejo, 1, 40001 Segovia, Spain

月~金 10:00-14:00 / 16:00-18:00 (UTC + 9)

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