スペイン王国カスティージャ・イ・レオン州セゴビア県の県都、セゴビア。人口約5万6千人、首都マドリッドから約100kmに位置する城下町です。グアダラマ山脈の麓、二つの川に挟まれた高台に築かれ、険しい断崖と中世の城壁に守られてきました。
旧市街には、約2000年前に建設されたローマ水道橋(アクエドゥクト)が今も堂々と立ち、街の象徴となっています。世界の名城のひとつに数えられるアルカサル城の両側には、エレスマ川とクラモレス川が流れ、豊かな自然景観をつくり出しています。乾いた内陸性地中海性気候のスペインでは珍しく、水と緑に恵まれたこの街は「緑の帯」とも称されています。
澄んだ空気と広がる緑の風景、歴史的建造物と自然が調和する景観こそが、セゴビアの大きな魅力です。
1985年には旧市街とローマ水道橋がユネスコ世界文化遺産に登録されました。歴史的にも重要な街で、1474年にはトラスタマラ朝のイサベル1世がここセゴビアで戴冠しています。近年ではスペインの歴史ドラマ『イサベル』の舞台としても知られています。
ローマ水道橋は全長約16km、高さ約30m。花崗岩の石を積み上げただけで築かれた壮大な建造物で、世界屈指のローマ時代の歴史遺産として高く評価されています。
首都マドリッドから特急列車で約30分というアクセスの良さから、日帰り旅行先としても人気が高く、週末にはスペイン各地から多くの人が訪れます。年間を通してさまざまなイベントも開催される、歴史と活気にあふれる街、それがセゴビアです。
街の観光案内標識には日本語表記もあり、日本からの旅行者にも配慮された環境が整っています。これまでにも日本をテーマにしたイベントが開催されるなど、日本とのつながりを大切にしてきました。
大都市と比べて治安も良く、街にはゆったりとした時間が流れています。海外旅行が初めての方でも安心して訪れることができる、温かく穏やかな雰囲気の街です。